久宝寺緑地
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みんなに聞いてほしい話「久宝寺緑地の桜事情」

春の風物詩であるお花見、久宝寺緑地にも約150本の桜があり、毎年多くの方が桜のお花見に訪れて下さっています。お花見として人気があるのは、やはり花をたくさん付ける立派に生長したソメイヨシノという品種の大木です。ソメイヨシノは他の桜に比べて寿命が短く50年〜80年(一般的には)と言われており、久宝寺緑地のものは開園前に植えられたものがほとんどで寿命が近づいています。それに追い打ちをかけるように新たなる危機が発生しています。それがクビアカツヤカミキリという海外から侵入してきた害虫です。


春の開花時の状況

春の開花時の状況


花見の賑わいの様子

花見の賑わいの様子


クビアカカミキリムシによる被害


この害虫の幼虫は桜の木の内部を食い荒らし、桜を枯らしてしまいます。幼虫が入った桜が全て枯れる訳ではありませんが、木が弱ってしまい倒木する危険性が高まります。残念ながら、久宝寺緑地のソメイヨシノの大木は4本を除き全てで、この害虫の侵入がフラス(幼虫の糞と木くずの混合物)により確認されており、早急な対策の実施が求められています。


クビアカツヤカミキリ(成虫)

クビアカツヤカミキリ(成虫)


フラス

フラス


今後の対策について


この害虫被害防止対策としては、下表の通りですが、管理事務所では被害木は倒木の危険性があること、害虫の被害に関係なく、桜の寿命を近づいていることを踏まえ、「伐採・更新」を基本として対策を進めていく予定です。お花見を満喫できる桜の大木は減ってしまいますが、将来、再び花見の名所として再生を図るための取組みです。久宝寺緑地を安全にご利用していただくため、ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

被害防止対策

内容 課題 備考
ネット張り 幼虫が侵入している部分(根元から2m程度)にネットを張り、羽化した成虫を捕殺する
  • 被害木に倒木の危険性が残る
  • 景観上問題あり
産卵防止のために健全木に張ることも可能
薬剤注入 幼虫が侵入している部分(根元から2m程度)に薬剤を注入し、幼虫を薬殺する
  • 被害木に倒木の危険性が残る
  • 薬剤が非常に高価
幼虫の侵入穴に薬剤をノズル噴射する手法もあるが薬剤が届かず効果低
伐採・更新 被害木を伐採し、樹木と一緒に幼虫を破砕する。伐採跡地には新たに植栽を行う
  • 植栽木が伐採木と同程度に生長するまで長い年月を要する

薬剤注入

薬剤注入


ネット張り

ネット張り


画像提供:(地独)大阪府立環境農林水産総合研究所


Posted by 管理人 at 13:20 パーマリンク

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